湖南市、小児科、のむら小児科

〒520-3106 滋賀県湖南市石部中央1丁目3-26

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インフルエンザ

猛威を振るっているインフルエンザですが、当院ではこの1週間は減少傾向にあります。とは言ってもまだまだ発熱の患者さんは多く、部屋の移動のために運動量が多い毎日が続いています。患者さんはやはり保育園や幼稚園のお子さんが多いですが、小学校低学年まで広がってきています。毎年のことですが救急を受診される患者さんも多いようで、1月の連休などはひどい時は6〜7時間待ちということです。これは世界的に見ると異常な光景です。

インフルエンザのお子さんの親御さんに説明していて驚くのは、「インフルエンザは薬を使わなくても治る病気です」と言うと、「そうなんですか !?」と返ってくることが少なくないことです。以前にもブログに書きましたが、インフルエンザは抗インフルエンザ薬を使わなくても治りますし、これまで使用されてきたお薬はせいぜい発熱期間を1.5日程度短くする程度の効果しかないことがわかっています。昨シーズンの途中から出てきた新薬はより早期に症状が改善することが期待されていますが、耐性ウイルスの出現率が高い可能性が指摘されており、慎重な投与が必要と言われています。さらに、抗インフルエンザ薬で早期にウイルスの増殖を抑えるとからだの中で免疫反応が十分に起こらず、次のシーズンに流行しやすくなる可能性も指摘されています。

いずれにしても急に熱が出たからといって救急を受診するのは、できるだけ控えていただきたいと思います。病院で長時間待つことは体調の悪いお子さんにとって大きな負担ですし、まわりの患者さんに移したり逆に移されたりするリスクも高くなります。また、救急医療機関にとっても負担が大きく、本当に急を要する患者さんの診療に少なからず支障が出ます。インフルエンザかな?と思ったら、まずは安静にして小まめに水分補給をおこない、平日の診療時間帯にかかりつけの医療機関を受診するようにしてください。

2019-02-03 07:42:26

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完全予約制になって

今月から思い切って完全予約制にさせていただきましたが、今のところ予想外に混乱はなく、待ち時間はほぼ15分以内でスムーズに診察ができています。待合室も静かで、駐車場も満杯になることはほとんどなくなりました。こんなことなら、もっと早くこうすればよかったと後悔しています。これまで予約してたのに長くお待たせしてしまった方、ごめんなさい!

完全予約制と聞くとなんか利用しにくいように思われる方もおられるかもしれませんが、実はそんなことはありません。一定の時間に診察させていただける患者さんの数は限られていますから、ある時間帯に集中しないようになるだけです。とは言っても、まだ完全予約制になって正味2週間ほどですので、不具合が生じるかもしれません。今後も病気のお子さんにとって、できるだけ負担の少ない受診環境をスタッフみんなで考えていきたいと思います。

2019-01-20 20:20:14

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情報過多の時代

インターネットの普及によって容易に情報を得ることができるようになり、同時に自由に情報を発信できる時代になりました。そのために、今や世の中に情報が溢れている状況となり、ひとつ間違うと誤った情報を正しいと信じてしまう危険性があります。医療に関して言えば、その情報が正しいかどうかの判断の目安として、公の機関からの情報、多くのサイトで同様の内容で出されている情報は、ほぼ信用できると思っていいでしょう。また、情報のもとになっている根拠が医学的に説明できて、学会においても認められているものについては、一部の例外を除けば現時点ではほぼ正しいと思っていただいていいと思います。

風の協会(六甲山)一方、個人のブログやSNSの情報は、医学的には必ずしも正しく無いことがしばしば含まれています。あくまで体験に基づくものであったり、場合によっては非常に偏った考えの人が仲間を募っている場合もあります。また、他のサイトにか書かれている内容と大きく異なる内容の情報も、注意する必要があります。ただし、これについては例外もあります。例えば、傷は消毒せず乾かして治すとか、太る原因の一番は脂肪ではなく糖質であることとか、早くから食べさせた方が食物アレルギーを予防できる可能性が高いなど、これまで常識とされていたことが間違いであったということがいくつかあります。

健康に関わることについて不安を持たれる方は多いと思いますが、間違った情報を信じてしまうと病状がさらに悪化したり、医療不信になって適切な医療を拒否する方もおられます。ネットや知人などから現在一般に行われている医療や予防接種などを否定するようなことを見たり聞いたりされた場合、そのまま信じるのではなく、まずは信用できるかかりつけの医師に相談されることをお勧めします。
(写真は六甲山頂にて)

2018-11-04 19:57:28

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待ち時間について

記録的な暑さをもたらした今年の夏も終わり、朝晩冷え込む季節になりました。地球の高温化の影響でしょうけど、一昔前に比べると秋が短くなってきたみたいで、紅葉が見頃になるのもだんだん遅くなってきたようです。それと、以前ほど鮮やかな紅葉が最近ではなかなか見られなくなったように思いますが、皆さんはどうお感じでしょうか?

さて、当院では1999年(平成11年)の開院当初から待ち時間の短縮のために自動電話予約システムを導入し、途中からはインターネット予約もできるようにしました。当時は一部の診療科を除いて、予約ができる医療機関は少なく、特に自動予約システムを採用しているところはほとんどありませんでした。小児科は急な病気が多いため予約というのは馴染まないと思われていましたが、意外に小児科こそ予約制が導入しやすいことがわかり、躊躇せず導入しました。それによって、全体としては患者さんの数は多くないのに、時間帯によって1時間以上待っていただくというようなことはなくなりました。

しかし、最近また待ち時間が少し長くなる傾向がみられています。それには、これまで以上に診察を丁寧にしたり、指導や説明の時間を増やすなど、診療面での変化も一因であろうと思いますが、予約システムの運用のしかたなどについても改善できる面が少なからずありますので、今後スタッフの知恵を集めて改善していきたいと考えています。ただし、インフルエンザの流行期など、検査をする患者さんが多い時期はどうしても診療が遅れてくることをご了承ください。また、予約されていないご兄弟も一緒に診察を希望された場合は直接来院の方の枠で診察をさせていただきますが、患者さんが多いと直接枠はすぐに埋まっていきますので、かなり長時間待っていただかないといけないこともあります。これについてもどうぞご了承ください。

 

伊吹山5合目から山頂、マムシグサの実とイブキトリカブト、山頂の景色    

2018-10-20 20:57:09

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診察室からのお願い


最近は高熱を出す夏風邪が流行っています。夏風邪に限らず、発熱はお子さんの病気の経過をみていく上で重要なサインのひとつであり、熱の経過は有用な情報になります。発熱されているお子さんについては、受診時に熱型表をお渡ししています。時間ごとに体温を記入していただくもので、これをみると発熱疾患については病状経過がたいへんわかりやすく、治療効果の判定にもとても有用です。忘れて来られる方が少なくありませんが、必ず持ってきていただくようにお願いします。

また、もらわれているお薬による副作用が疑われる場合、自己判断で中止されることがあります。ほとんどの薬は、頻度は高くないものの副反応が出る可能性があります。しかし、場合によっては薬をやめずに続けていただきたいこともありますので、まずはすぐに当院に連絡ください。診療時間外の場合には、留守電メッセージを聞いていただくと連絡先がわかるようになっていますので、そちらに電話ください。





 

2018-08-12 21:09:52

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病児保育室「たっち」について

今日は少し暑いくらいの、いい天気でしたね。陽気に誘われて、朝から赤坂山(標高823.8m)に登ってきました。いっぱい汗をかきましたが、春の山野草を楽しむことができました(写真はカタクリ、イワナシ、イワカガミ、イワウチワ)。



さて、今回は昨年10月からスタートしました病児保育室「たっち」について少し書かせていただきます。インフルエンザの流行とともに利用者が増え、最近ではようやくある程度認知されてきたかなと思っています。最初はどういう病気あるいは病状で利用できるのか、よくわからないという声を耳にしましたが、そういう声も少なくなってきました。
 
病気のお子さんを預けるというのはご心配だと思いますし、かわいそうだというお気持ちもよくわかります。しかし、見方を変えると病状に合った保育を提供し、必要な処置や投薬もしますので、ご自宅等でみられるよりも安心な面もあります(入院施設ではありませんので、点滴その他、病院でされるような治療まではできませんし、そのような病状が重いお子さんはお預かりすることはできませんが)。また、入室時には泣かれるお子さんも少なくありませんが、しばらくすると安心されて、その後はほとんどのお子さんは機嫌よく過ごされます。

病児保育は仕事をされている親御さんの支援ですが、同時に子育て支援でもあります。保育中に気がついたことや、医療的に介入が必要なことがあれば、助言や提案もさせていただけます。病児保育室 たっち では、できるだけアットホームな雰囲気を大切にし、お子さんが病状に見合った保育を受けられて、安心して過ごせることを最優先としております。体調が良くないのに無理に登園・登校させることはお子さんにとっても、また他の園児や児童にとっても好ましくありません。当日だけでなく、前日に体調が良くなかった場合も、お気軽にご利用していただければと思います。

2018-04-22 17:44:03

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お薬について

最近は以前に比べて、出すお薬が少なくなってきました。以前は、たとえば高い熱が出たら抗菌薬、鼻水や咳には抗ヒスタミン薬や鎮咳薬(いわゆる咳どめ)、痰が絡んでいれば気管支拡張薬、下痢をしていれば下痢止めといった対応をしていました。しかし、風邪薬は実際に有効性が証明されたものはほとんどなく、むしろ病気の経過を長引かせたり副作用がでたりするリスクなどのデメリットの方が大きいことがわかってきました。
 
たとえば鼻風邪に抗ヒスタミン薬を使用すると鼻水を粘調にするために鼻腔内に停滞させてしまい、眠気がある薬は脳の機能を低下させたり、けいれんが止まりにくくすることがあります。咳止めも効果は乏しく、咳は防御反応のひとつなので多くの場合止める必要はありません。気管支拡張薬も気管支喘息以外では効果は証明されておらず、心臓を刺激する作用も含まれるため、安易に使うべきではありません。ときどき、兄弟にもらっていた「咳止めのテープ」を貼っていたとおっしゃる親御さんがおられますが、実は咳止めではなく気管支拡張薬です。下痢止めの薬についても、最近は推奨されません。
 
抗菌薬については世界中で耐性菌の増加が問題になっており、昨年6月に厚労省が医療従事者を対象として、「抗微生物薬の適正使用の手引き」を作成しました。抗菌薬の乱用は耐性菌の問題だけでなく、子どもの場合にはほかにも問題があります。それは最近注目されている腸内細菌です。腸内細菌についてはまだまだ不明な点が多いですが、アレルギー疾患、炎症性腸疾患、将来の肥満などとの関係が指摘されています。抗生物質を飲むと腸内細菌にダメージを与え、特に多くの種類の細菌に幅広く効果のある薬は腸内細菌に大きな影響を及ぼします。腸内細菌は乳幼児期に形成されるとされるので、この時期はできるだけ不要な抗菌薬の投与は避けるべきと考えられてきています。お薬をもらわる時に疑問に思われたら、その必要性やメリット・デメリットについて聞かれるといいでしょう。当院かかりつけのお子さんについては、お気軽にご相談下さい。

2018-04-21 22:26:44

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常備薬

それまで元気にしていたお子さんが急に高い熱を出したり、お腹を痛がったりといったことはよくあることで、皆さんも経験がある方が多いと思います。しかも、それが夜間や休日だったら心配になりますね。じゃあ、救急を受診? いえ、ちょっと待ってください。
元気にされていたお子さんが急に熱が出した場合、ほとんどは風邪(ウイルス感染)です。救急を受診してもせいぜい解熱剤を処方されるくらいですし、今のようにインフルエンザが流行っている時などはうつしてもらいにいくようなもので、メリットはありません。インフルエンザであったとしても、発熱して半日から1日経たないと検査はしてもらえないでしょうし、そもそも急いで受診する必要はありません。それよりも、自宅で安静にしている方がよっぽどいいです。

自宅で看病する際に、家に解熱剤を置いておくと安心ですね。解熱剤は熱があるからといって安易に使うべきではなく、これが無いとダメってことはぜんぜんありませんが、熱のせいであまり眠れないとか、機嫌が悪い場合には有用なこともあります。ただし、生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんが高熱を出した場合は、尿路感染症や髄膜炎などの細菌感染の可能性が高くなるので、救急を受診してください。

またお子さんの急な腹痛もよくあります。この場合は便秘によることが多いので、まずは浣腸をしてみてください。便が出て腹痛が治まれば、受診の必要はありません。こういうことがちょくちょくあったり、便が固くて排便時に苦しがったり、お尻から時々出血するといった場合には、一度小児科を受診されて便秘の治療を受けられることをお勧めします。

それから、お子さんがケガをしたり、ヤケドをしたりっていうのもよくありますね。こういう時、これまでだったら消毒してガーゼを当てて…でしたが、今は違います。傷は消毒してはいけないし、ガーゼもNGです。すり傷の場合、砂とか土などの異物が入っているときは水で洗って取り除き、サランラップを当てておいて翌日に湿潤療法をされている医師に診てもらってください。ヤケドで水ぶくれが破れた時も、冷水で少し冷やした後でサランラップを当ててください。白色ワセリンがあればそれを傷口に塗ってあげるといいです。ただし、縫合を必要とするケガや、広範囲のやけどの場合等は速やかに医療機関を受診してください。

ということで、サランラップはほとんどのご家庭にあると思いますが、解熱剤(アセトアミノフェン)と浣腸液くらいは常備薬として置いておかれるといいと思います。あと、嘔吐や下痢の時のために経口補水液(液体またはゼリー)なんかもあるといいですね。前々回のブログにも書きましたが、小児救急体制を守るためにもできるだけ不要な救急受診は控えていただきたいと思います。

2018-02-12 21:06:00

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インフルエンザ雑感

インフルエンザの流行がピークを迎えました。今シーズンのインフルエンザは12月にA型とともにB型も流行し始め、年明けからはB型が優位になって大きな流行となっています。テレビなどでもしばしば報道され、先日は「隠れインフルエンザ」などという言葉が使われていましたね。

欧米では、インフルエンザの流行期にインフルエンザ様の症状が出たら病院などに行かずに自宅でゆっくり療養し、1週間以上発熱が続く場合には受診、呼吸困難や胸痛などを認める場合には救急を受診するという考えが一般的です。「インフルエンザが疑われたら、早めに受診しましょう」なんてことを言う日本の状況とは大きな違いですね。インフルエンザの患者さんが医療機関に集中すればそれによってインフルエンザ以外の病人や医療従事者にうつす可能性が高く、救急病院では診療業務が停滞して本当に急を要する患者さんの診療に支障が出てきます。これがもっと致死率の高いウイルスであったなら、大変なことになりますよね。また、検査キットや抗インフルエンザ薬がこれだけふんだんに使用されるのも日本ならではなんです。

迅速検査は診療面で重要ではありますが、実際には園や学校の出席停止(欠席扱いにならない)のためというのも多いですね。症状だけではインフルエンザであるかどうかが診断困難なケースが少なくないことや、A型とB型の流行があるため、必要性に疑問を抱きながらも検査をしないわけにはいかないことが多いのが現状です。本来ならインフルエンザが疑われる場合には1週間休んで、しかも欠席扱いにならないというのが望ましいと思うのですが、現実のシステムでは難しいですね。治療薬についても、現在の抗インフルエンザ薬はウイルスの増殖を抑えるもので、発熱期間を1~1.5日短くする程度の効果とされており、重症化の予防効果は確認されていません。しかも、B型では効き目が悪いケースが多いので、当院ではあまりお勧めしておりません。

迅速検査は診察だけでは診断できない病気を診断できるということもありますが、陰性だからその病気ではないとは必ずしも言えず(偽陰性)、逆に死んだ菌やウイルスも陽性と判定するため、「陽性」=「診断」とは限らないこともあります。さらに、保険診療としてのルール(インフルエンザの場合は発症から48時間以内に行った場合にのみ、保険診療として認められる)もあります。

たしかに、微熱くらいでもインフルエンザのことが時々あります。しかし、逆に微熱の患者さんの多くはインフルエンザではなく、軽い症状でも片っ端から検査をすることは医療資源の無駄遣いになります。仮にインフルエンザであっても軽い症状の場合は治療も不要ですし、感染源にはなりますがもともと感染防止には限界があり、こうした軽症例の診断をつける意味は無いと思います。この状況、いつまで続くのかなあ…。

2018-02-08 17:29:50

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小児救急医療体制の危機

今朝また、綿向山に登ってきました。今日も表参道ルートで登りましたが、7合目からは前回の登山道は通行止めで、冬季ルートに変更になっていました。9時30分前に山頂に着きましたが、山頂手前で霧氷を見ることができました。ヤマレコを見ると、昨日はもっと広い範囲で綺麗に見えたようです。身近な山でこんな景色が見られることに、あらためて感動しました。

さて、話は変わりますが、2週間ほど前から園児を中心にウイルス性胃腸炎が流行してきており、インフルエンザの流行シーズンも近づいてきました。急に吐き出したり、高熱が出たりとかで、救急外来を受診されることも多くなってきます。しかし、実は今、小児救急医療体制が危機的な状態になってきています。甲賀湖南地域においても、病院小児科の廃止や縮小によって小児救急医療に対応できる病院は限られ、開業小児科医や大学からの援護はあるものの病院の小児科勤務医は疲弊しており、このままでは遠からず破綻します。そうなれば、本当に急を要するお子さんが適切な医療を受けられなくなります。
例えば急な発熱で受診されるお子さんは大部分がウイルス感染であり、特にそれまで元気にしていたのに急に熱が出た場合、ほとんどは急を要する病気ではありません。熱が出たというだけで救急を受診することは避けていただき、発熱以外の症状についても、まずはかかりつけ医に相談し、連絡がとれなければ日本小児科学会の『小児の救急』というサイトをみていただき、それでも判断がつかなければ小児救急電話相談(♯8000)をご利用ください。小児救急医療体制を今後も存続させるため、皆さんのご協力をお願いします。

2017-12-03 11:53:00

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