院長ブログ
新型コロナウイルスが大人しくなったら、待ってたようにインフルエンザが増えてきました。当院のデータですが、やっぱり棲み分けてるんですね〜

しかし、症状や診察だけでは両者を区別するのは難しく、いずれにしても検査をする患者さんが多くなるので、診療に時間がかかってしまいます。今はすべてインフルエンザA型で、もう少ししたら下火になると思いますが、今年は3月にB型がまた流行るかもしれません。
一昨年はRSウイルスが大流行し、去年は胃腸炎がそこそこ流行りましたし、今シーズンはインフルエンザが戻ってきて、コロナ前の状態に戻りつつあります。5月の連休明けからようやく5類相当の扱いに変更になり、さる2月10日には卒業式においてマスクの装着は基本的に不要との通知が出ました。でも、きちんとした説明もなく、いきなりしなくていいですよとか、個人の判断に任せるとか言われても困りますよね〜
おそらく、ほとんどの学校では今年度の卒業式は昨年度と同様にマスクの卒業式になるんでしょうね・・・。
マスクって、感染予防対策の中のシンボルみたいなものだと思うんです。これまでいろんな対策がされてきましたが、その効果についてきちんと検証をされていませんよね。マスクにしても、本来は自分の飛沫を飛ばさないためのものですが、いつのまにかその感染予防効果が過大評価され、さらに今では感染予防よりも顔隠しの意味合いが強くなってきて、マスクを外せない人が大人もこどもも増えています。
学校でマスクを外した学校と装着を続けた学校とで感染者の発生を比較したら、装着を続けた学校の方が低かったというデータもあります。マスクに感染予防効果があることは間違いないと思いますが、マスクによる子どもたちにとってのデメリットを遥かに上回るかということですね。子どもたちにとっては新型コロナウイルスは決して怖いウイルスではなく、私はデメリットの方がずっと大きいと思います。
大人はまあいいとしても、小さなお子さんでは発達への影響が心配ですし、学校では同級生や担任の素顔を覚えることなく過ごして、みんながマスクを外した頃に出会ってもわからないってことになるんでしょうか。大人は会食を楽しんでいるのに一方方向を向いて黙食を強いられる子どもたち、入学してもほとんどリモートでキャンパスライフを楽しむこともできずに卒業する大学生たち、等々、貴重な時期に空白の時間ができてしまいますね・・。でも、過ぎたことをいつまでも考えてても仕方がないので、要はこれからの対応ですね。毎回書いてますが、とにかく大人の目線で子どもたちや学生に過剰な感染対策をこれ以上強いることのないように願うとともに、子どもたちが享受できなかった貴重な体験や時間を取り戻すために我々大人は最大限の努力をすべきではないかと思います。
2023-02-23 16:53:44
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9月下旬に、いつも一緒にウォーキングをしている相棒と立山へ行ってきました。前日の午後に室堂平に到着しましたが、天候は雨。仕方なく、とりあえず1時間半ほど雨の中を歩き回りました。登山当日も朝7時半過ぎまで雨が降っていましたが、天気予報どおり8時前にピタッと止み、さっそく登り始めました。山荘に泊まっていた他の登山客の大部分は雨の中を登って行かれましたが、私たちは天気予報を信じて待ってました(笑)
登り始めた時はガスがかかってて、時折太陽が顔を出すくらいでしたが、昼過ぎにはしっかり晴れてきて素晴らしい景色を堪能できました。


さて、現在は新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)は落ち着いていますが、ヨーロッパや韓国などではオミクロン株のさらに新しい変異種が出てきており、日本も年末あたりにまた流行が起こるのではないかと考えられています。また、COVID-19が流行し始めてからほとんどみられなかったインフルエンザですが、今年は南半球のオーストラリアでかなりの流行がみられており、日本でも今年こそは流行するのではないかと予想されており、しかもCVID-19と同時流行するのではと心配されています。
ところで、オミクロン株の流行からは子どもの感染が増加し、現在では20歳未満が全体の約3割程度(10月は10歳未満が平均で13%)を占めるようになりました。これには鼻粘膜でのウイルスの増殖が子どもでも多くなった可能性もありますが、大人はワクチンや自然感染などによりある程度集団免疫がついてきたのに比べ、子どもはそれまであまり罹患していなかったこととワクチン接種率が低いので免疫ができていないというのが一番大きな理由だろうと考えられています。
もともと子どもたちにとってはそれほど怖くないウイルスですが、子どもの感染者が増加したことから小児の死亡例も少数ながら増えつつあり(8月31日の時点で実地調査ができ、外傷などの外因死を除くCOVID-19感染後の20歳未満の死亡は29名)、しかも約半数は基礎疾患が認められていません。今後さらに感染力の強い変異種が流行するとさらになくなるお子さんが増える可能性が高いと考えられます。
そんなわけで、現在では積極的に小児のワクチン接種率をあげることが推奨されています。既に接種が開始されている生後6ヶ月から4歳までのワクチンの有効性はそれ以上の年齢層に対するワクチンと比較して遜色なく、副反応(正確には「有害事象」)については、重篤なものは他の小児用ワクチンに比べてほぼ同等という成績が報告されています。現在も子どもたちはマスク着用、黙食、「ソーシャルディスタンス」など、成長期の大切な時期に様々な制限を受けています。一方、大人は最近は「with CORONA」のもとにかなり好きなことをやっています。いつまでも大人の都合で子どもたちに過剰な制限を課すのはやめて、ワクチン接種をはじめとして子どもたちの視点からの感染対策を考える必要があると思います。
2022-10-28 23:14:00
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またまた新型コロナウイルスの感染者が急増してきました。感染力をさらにアップした「BA.5」という変異種の流行によるもののようですね。オミクロン株になってから小児の感染者が急増し、一時は小学生の感染者が非常に多かったのが、最近では幼児が中心になってきました。幼児は特に両親との距離も近いので、両親にもほぼ確実にうつってしまいます。しかし、今回の流行の問題はそれだけでなく、7月初めからRSウイルスや手足口病、あるいは迅速検査では診断できないウイルスによる発熱(いわゆる夏風邪)が急に増えていたところに、今回の新型コロナウイルスの再流行がきていることです。熱があるからといって全員コロナの検査をするのは無駄ですし、検査キットの入荷も滞りがちになってきていますので実際に不可能です。そうかといってコロナを完全に否定できるかと言われると難しい時が少なくありません。そこは、医師の判断ということになりますが、コロナでないことを確認しないと親御さんが仕事に行けないという場合もあって悩ましいです。
最近、診療予約があっという間に埋まってしまい、当日にはすでに予約が取れない日が続いていて申し訳なく思っています。これは当院に限らず、コロナの検査をされている小児科クリニックでは同じような状態と思われます。そのため当院では患者さんの状態を看護師が電話でお聞きして、すぐに受診が必要と判断される場合以外は様子を見ていただき、必要なら翌日以降に受診していただくように説明しています。しかし、今はその件数も多いために、お電話させていただくのがかなり遅くなってしまっていることもあるかと思います。看護師も外来診療と電話対応の両方に追われて奔走していますが、それでも十分な対応ができないことがあることを心苦しく思っています。私としても、できるだけ多くのお子さんを診させていただきたいのですが、他の病気のお子さんや発育の評価&アドバイス、予防接種なども小児科医として大切な仕事なので、時間的にも体力的にも限界がありますことをご了承ください。
なお、薬局で抗原検査キットが入手できれば、発熱してから少なくとも半日以上経った時点で検査をしていただき、陽性であれば判定時の写真を撮っていただき、受診していただくのもいいですね。ただし、「お知らせ」にも書きましたが、検査キットは国が承認した「体外診断用医薬品」と記載のあるものを使用してください。ネットなどで入手できる「研究用」のものは信頼性に乏しく、判断の根拠にはなりませんのでご注意ください。
新型コロナウイルスに対する制限は徐々に軽減されてきてはいますが、それでも今のような陽性者に対する隔離措置や全例届出を必要とする状況が続く限り、医療機関や保健所の負担は大きいままです。最近は医療機関の感染も増えてきており、自分自身やスタッフもいつ感染するかもしれないという状況の中で、一日中ほとんど休憩なしの日が続くこの状態が1日も早く終わるのを首を長くして待っています。。。
2022-07-24 21:10:08
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日本でも5歳から12歳までの新型コロナワクチンの接種が始まります。重症化予防効果についてはこれまでの海外および我が国の実績をみても明らかであり、重大な基礎疾患をお持ちのお子さんや肥満のお子さんは接種が勧められます。一方、もっとも重症化しにくいこの年齢層の健康なお子さんへの接種についてはメリットが見えにくく、受けさせるべきかどうか悩ましいことと思います。厚生労働省の小児の新型コロナワクチンについてのサイト(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_for_children.html)にもかなりわかりやすく書かれていますが、当院の現時点での考え方についても少し書いておきたいと思います。
1)感染予防効果について
ワクチンが使用され始めた頃は感染予防効果も高かったのが、オミクロン株になってかなり低下しました。しかし、それでも厚生労働省のホームページに掲載されている2/14の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料では、例えば12歳から19歳でワクチン2回接種済みの場合、10万人あたりの感染者数は未接種者の3割以下と低く、やはり感染しにくくはなるようです。ただ、その効果は時間とともに低下することも報告されており、接種したからといって感染しないとか、他の人に感染させる恐れがないということにはなりません。
2)重症化予防効果について
高齢者を含む成人の重症化予防効果は明らかで、小児においても期待できると思います。ただ、小児はもともと重症化しにくいので、その効果は他の年代に比べると小さいでしょう。しかし、欧米では小児の重症例が稀ならず報告されており、日本でも小児の感染者が多くなると重症例や死亡例が出る可能性はあります。
3)副反応について
①短期的な副反応について
接種後の発熱、頭痛、倦怠感、局所の疼痛や腫脹などが一定数確認されていますが、12歳以上に比べて頻度が低かったというデータもあり、現在までのところ重大な安全性の懸念はないとされています。
②長期的な副反応について
厚労省のホームページにも書かれているように、現在使用されているm-RNA(メッセンジャーRNA)ワクチンは体内に入ると短時間で分解され、からだの遺伝子に組み込まれることはありません。また、ウイルスの遺伝子の情報が長期間残って精子や卵子の遺伝子に組み込まれることもないと考えられています。もしワクチンでこのようなことが起こるとすれば、自然の感染では非常に多量のウイルスが体内に入り込むわけですから、そのリスクは感染する方がよっぽど大きいことになります。
このように、ワクチンの安全性については発熱などの頻度は一般のワクチンに比べて高いものの、重い副反応については変わらないと考えていただいていいと思います。自然に感染する方が良いと考える人もおられますが、小児でも感染後の体調不良の存在が指摘されていることもあり、ワクチンで免疫をつけておくことは無駄ではないでしょう。
以上、少しは受けるかどうかの参考になったでしょうか?このワクチンの主な目的は重症化予防なので、重症化しやすい人が優先して受けておくことが大前提です。小児については、受ける選択も受けない選択もどちらも間違いではないので、焦って決める必要はないと思います。
2022-02-20 17:47:39
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今朝はいい天気で、今年6回目の三上山に登りました。希望が丘の梅園も何本かは花が咲いています。
まだ朝晩寒いですが、着実に春は近づいてきています。
さて、オミクロン株が主流になって感染力がさらにアップしたため、これまでよりも園や学校での感染者数が増えてきています。主な症状は38℃台から39℃台の発熱で1〜2日で下がり、あとは元気になります。症状だけではふつうの風邪となかなか区別はつきません。先日は全国知事会から2歳以上の小児へのマスク着用を求める要望があったとのことで分科会が年齢はぼかした形で提言を出し、厚労省もその方向で前向きに考えるようなことが報道されました。一時的な対応にせよ、これは世界がマスクの義務化をやめていこうとする流れと逆行するものであり、子どものマスク着用による効果とリスクを理解されていない、まさに大人目線の発想だと思います。また、先日のNHKのニュースでは職員のお子さんがCovid-19に罹患し、隔離された部屋で一人で過ごす様子が流れていました。病気の時こそ家族が支え合うことが重要なのに、うつりやすく病原性の低いこの感染症に対してこういう報道はどうなのかなと思います。
分科会会長の尾身先生も言われてますが、そろそろ出口戦略を明確にしてそれに向かってこうしてくという筋書きを示すところにきていると思います。ヨーロッパではコロナとの共存を始めている国が増えつつあります。コロナは罹ってはいけない病気だという考えをいい加減にやめないとダメでしょう。顔を隠した表情の見えないマスク生活や「Social distance」などによって大切なものがどんどん失われてきていますが、こうした対策が子どもたちに及ぼす影響が少しでも小さいうちに、早く人間らしい生活に戻れるような対応に変わっていくことを望みます。


2022-02-11 21:22:41
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年明けからオミクロン株の流行が急拡大していますね。前回のブログから1ヶ月ちょっとで、こういう記事を書くことになってしまいました。しかし、幸いにも今回の変異でウイルスの感染力が高まったものの、重症化は明らかに低いことがわかってきました。その理由として、今回のウイルスは上気道で主に増え、それより奥の気道では増えにくいため肺炎を起こしにくいという研究結果が出ています。つまり、よりふつうの風邪に近くなったということになります。アメリカでもエッセンシャルワーカーの感染者や濃厚接触者が増えたために社会生活に大きな影響を与えていますし、沖縄でも多くの医療従事者が勤務できない状況が報道されています。もはや感染を抑え込むなどという発想から本当の意味での共存の考え方に切り替えて、このウイルスへの対応を変えていかないと立ち行かなくなる状況になってきていると思われます。
さて、感染力が強くなったため、お子さんの感染も増えてきています。しかしこれまでと同様に、子どもにとってCOVID-19は決して怖い病気ではありません。これまでよりもさらに感染対策を強化する必要はなく、手洗い・換気・マスク(乳幼児を除く)などの基本的な感染対策を続けていただいたらいいと思います。もうひとつ大事なことは、大人も子どもも、発熱や喉の痛みなどの風邪症状があったら無理して登園・登校あるいは出勤しないことです。体調不良の時は休むというのは本来は当たり前のことなので、それは今後もふつうになるといいと思います。
3月から5歳~12歳の小児に対してもコロナのワクチン接種が始まる可能性が高そうですが、前回のブログにも書きましたように全年齢層の中でもっとも重症化しにくいこの年代のお子さんにとっては他の年代と比較してメリットは少ないように思います。また、ワクチンの感染予防効果が低下していることから、接種しているからといってふつうに生活できるわけでもなく、感染して人にうつさないという保証もありません。そのため、接種が始まるからといって急いで接種する必要は無いと思います。ただし、重大な基礎疾患や肥満のあるお子さんなど、重症化リスクを有する場合やご家庭に免疫が低下している人がいる場合などは接種を考慮した方がいいと考えられています。接種するかどうか迷われる場合は、ご相談ください。
2022-01-17 22:10:11
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秋も深まってきました。今年も紅葉が綺麗ですね。先日は湖東三山のひとつ、金剛輪寺に行ってきました。8時半過ぎに着いた頃はまだ人も少なく、ゆっくりと境内の紅葉を楽しむことができました。



さて、はっきりとした理由がわからないまま、とりあえず日本では新型コロナウイルス感染症(以下、 COVID-19)の流行がほぼおさまっています。変異株がデルタ株に置き換わって子どもの感染者数も増えたため、夏休み明けからの園や学校におけるクラスター感染が多発するのではないかと心配されましたが、結果的にはそのようなことはありませんでした。また、厚労省のホームページに掲載されている分科会の資料のなかの学校種別感染経路をみますと、幼稚園と小中学校では7割前後、中学校では6割前後が家庭内感染(家庭内で主として親から子へ感染)で最も多く、園や学校内での感染は数%です。そして、この傾向は昨年から本年9月までの経過で、特に変わっていません。昨年の全国一斉休校に始まり、各種行事の中止やいろんな制限など、COVID-19自体よりもそれ以外の要因による心身の不調を訴える子どもたちが増えています。基本的な感染対策は必要ですが、大人目線から子どもたちに大人と同じ、あるいはそれ以上の対応を求めることはやめていただきたいと思います。
現在、12歳以上の小児においてもワクチンの接種が行われており、さらに5歳から12歳未満のお子さんに対しても接種を行う方向に進んでいます。しかし、日本においては重症化しにくい小児に対する接種には専門家や小児科医の中でも賛否両論があります。重い基礎疾患を持つお子さんには必要だと考えられていますが、健康なお子さんにとってはメリットは少ないですね。ただ、欧米では小児の感染者の増加とともに重症例や死亡者も増えており、最近南アフリカで検出されたオミクロン株の流行動向などによっては、小児の接種のメリットも現状と変わる可能性はあると思います。以下のサイトに、小児のワクチン接種についての討論の録画(YouTube)が観られます。ちょっと長いですが、現時点でのデータや考え方が詳しく語られていますのでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Z7fXH6cWBso&t=2s
2021-11-28 20:37:21
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夏休みもあと少しで、もうすぐ2学期が始まりますね。今回もまた、新型コロナウイルスの話題です。東京オリンピックが開催される前から首都圏で感染者が増え始め、その後は毎日の感染者数が記録を塗り替え続けています。最近の流行の主流は感染性の強いデルタ株で、若い世代の感染が主体になっていて、小児の感染者数も増えています。とはいっても、少なくとも甲賀圏域ではやはり大人から子どもへの感染が主体であって、子どもから大人への感染やこども同士の感染は決して多くはありません。また、高齢者のワクチン接種が進んだことが大きな原因だろうと思いますが、ここ1ヶ月の感染者のデータをそれまでのものと比較してみてみると、致死率は高齢者においても明らかに下がっているようです。
しかし、感染者数が多くなると重症者も増えますから、コロナに対応できる病床(マンパワーも含めて)は逼迫しています。もっとコロナの患者さんを受け入れる病院を増やせばいいと思われるでしょうけど、現在のコロナに対する感染対策の基準や指定感染症という縛りなどのためになかなか進みません。逆に考えると、これらのハードルがもっと低くなれば重症患者以外に対応できる病院は増えると思います。今後しっかり議論して、これまでとは違った策を打って行く必要があると思います。同時に、一人一人が感染予防対策を続ける必要があります。ただし、さらに新しい対策を追加するのではなく、基本的な対策をきちんと行うことが大切です。もうひとつはワクチン接種ですね。
新型コロナワクチンについては、いわゆるフェイクニュースが出回っています。新しいワクチンには不安もあるのは当然ですが、SNSなどに流れる情報には個人的な考えや科学的根拠のない情報が多く含まれます。正確な情報は厚労省の「新型コロナワクチンQ&A」(https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/)や有志の医師らが正確な情報提供に取り組んでいる「こびナビ」(https://covnavi.jp/)などから入手するようにしましょう。
小児に対するワクチン接種については日本小児科医会(https://www.jpa-web.org/dcms_media/other/Recommendation.21-06-16.pdf)や日本小児科学会(http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=374)が提言を出しているように、基本的には接種を推奨しています。ただ、小児は現在でも重症化のリスクが非常に低いので、まずは親世代の接種が優先されるべきだろうと思います。
2021-08-22 22:38:00
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今日は湖西の大谷山に登って来ました。マキノ町の石庭登山口から登ったのですが、実は2016年にもここから登ろうとしました。ところが登山口へ着くまでのところで、道端の花の写真を撮ろうとしたらギックリ腰になり、悔しい思いで帰宅しました。今日は無事に登ることができ、途中でイワカガミやイワウチワも楽しめました。山頂はかなり強い風が吹いていたものの幸い良い天気になり、寒風まで行く途中にはカタクリの花がたくさん咲いていました。

さて、4都府県において3回目の緊急事態宣言が発令されました。もともと変異しやすいウイルスであることは知られていましたが、本当に短期間に流行を繰り返していますね。ウイルスは流行しやすい変異種が優勢になっていき、現在のウイルスは感染性が以前よりも高まっていることがわかっています。一方で、感染リスクが高い状況もわかって来ているので、例えば人と接触の少ない戸外での活動では感染することはほとんどありません。昨年の今頃は全国緊急事態宣言で、運動不足による健康障害やストレスも問題になりました。必要な感染予防対策はしっかり続ける必要がありますが、一方で運動不足による体力の低下や肥満、ストレスの蓄積などに注意することも大切だと思います。
2021-04-25 23:12:24
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