湖南市、小児科、のむら小児科

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子どもにとってCOVID-19って?

秋も深まってきました。今年も紅葉が綺麗ですね。先日は湖東三山のひとつ、金剛輪寺に行ってきました。8時半過ぎに着いた頃はまだ人も少なく、ゆっくりと境内の紅葉を楽しむことができました。


さて、はっきりとした理由がわからないまま、とりあえず日本では新型コロナウイルス感染症(以下、 COVID-19)の流行がほぼおさまっています。変異株がデルタ株に置き換わって子どもの感染者数も増えたため、夏休み明けからの園や学校におけるクラスター感染が多発するのではないかと心配されましたが、結果的にはそのようなことはありませんでした。また、厚労省のホームページに掲載されている分科会の資料のなかの学校種別感染経路をみますと、幼稚園と小中学校では7割前後、中学校では6割前後が家庭内感染(家庭内で主として親から子へ感染)で最も多く、園や学校内での感染は数%です。そして、この傾向は昨年から本年9月までの経過で、特に変わっていません。昨年の全国一斉休校に始まり、各種行事の中止やいろんな制限など、COVID-19自体よりもそれ以外の要因による心身の不調を訴える子どもたちが増えています。基本的な感染対策は必要ですが、大人目線から子どもたちに大人と同じ、あるいはそれ以上の対応を求めることはやめていただきたいと思います。

現在、12歳以上の小児においてもワクチンの接種が行われており、さらに5歳から12歳未満のお子さんに対しても接種を行う方向に進んでいます。しかし、日本においては重症化しにくい小児に対する接種には専門家や小児科医の中でも賛否両論があります。重い基礎疾患を持つお子さんには必要だと考えられていますが、健康なお子さんにとってはメリットは少ないですね。ただ、欧米では小児の感染者の増加とともに重症例や死亡者も増えており、最近南アフリカで検出されたオミクロン株の流行動向などによっては、小児の接種のメリットも現状と変わる可能性はあると思います。以下のサイトに、小児のワクチン接種についての討論の録画(YouTube)が観られます。ちょっと長いですが、現時点でのデータや考え方が詳しく語られていますのでご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Z7fXH6cWBso&t=2s

2021-11-28 20:37:21

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もうすぐ2学期

夏休みもあと少しで、もうすぐ2学期が始まりますね。今回もまた、新型コロナウイルスの話題です。東京オリンピックが開催される前から首都圏で感染者が増え始め、その後は毎日の感染者数が記録を塗り替え続けています。最近の流行の主流は感染性の強いデルタ株で、若い世代の感染が主体になっていて、小児の感染者数も増えています。とはいっても、少なくとも甲賀圏域ではやはり大人から子どもへの感染が主体であって、子どもから大人への感染やこども同士の感染は決して多くはありません。また、高齢者のワクチン接種が進んだことが大きな原因だろうと思いますが、ここ1ヶ月の感染者のデータをそれまでのものと比較してみてみると、致死率は高齢者においても明らかに下がっているようです。

しかし、感染者数が多くなると重症者も増えますから、コロナに対応できる病床(マンパワーも含めて)は逼迫しています。もっとコロナの患者さんを受け入れる病院を増やせばいいと思われるでしょうけど、現在のコロナに対する感染対策の基準や指定感染症という縛りなどのためになかなか進みません。逆に考えると、これらのハードルがもっと低くなれば重症患者以外に対応できる病院は増えると思います。今後しっかり議論して、これまでとは違った策を打って行く必要があると思います。同時に、一人一人が感染予防対策を続ける必要があります。ただし、さらに新しい対策を追加するのではなく、基本的な対策をきちんと行うことが大切です。もうひとつはワクチン接種ですね。

新型コロナワクチンについては、いわゆるフェイクニュースが出回っています。新しいワクチンには不安もあるのは当然ですが、SNSなどに流れる情報には個人的な考えや科学的根拠のない情報が多く含まれます。正確な情報は厚労省の「新型コロナワクチンQ&A」(https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/)や有志の医師らが正確な情報提供に取り組んでいる「こびナビ」(https://covnavi.jp/)などから入手するようにしましょう。
小児に対するワクチン接種については日本小児科医会(https://www.jpa-web.org/dcms_media/other/Recommendation.21-06-16.pdf)や日本小児科学会(http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=374)が提言を出しているように、基本的には接種を推奨しています。ただ、小児は現在でも重症化のリスクが非常に低いので、まずは親世代の接種が優先されるべきだろうと思います。

2021-08-22 22:38:00

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リベンジしてきました

今日は湖西の大谷山に登って来ました。マキノ町の石庭登山口から登ったのですが、実は2016年にもここから登ろうとしました。ところが登山口へ着くまでのところで、道端の花の写真を撮ろうとしたらギックリ腰になり、悔しい思いで帰宅しました。今日は無事に登ることができ、途中でイワカガミやイワウチワも楽しめました。山頂はかなり強い風が吹いていたものの幸い良い天気になり、寒風まで行く途中にはカタクリの花がたくさん咲いていました。



さて、4都府県において3回目の緊急事態宣言が発令されました。もともと変異しやすいウイルスであることは知られていましたが、本当に短期間に流行を繰り返していますね。ウイルスは流行しやすい変異種が優勢になっていき、現在のウイルスは感染性が以前よりも高まっていることがわかっています。一方で、感染リスクが高い状況もわかって来ているので、例えば人と接触の少ない戸外での活動では感染することはほとんどありません。昨年の今頃は全国緊急事態宣言で、運動不足による健康障害やストレスも問題になりました。必要な感染予防対策はしっかり続ける必要がありますが、一方で運動不足による体力の低下や肥満、ストレスの蓄積などに注意することも大切だと思います。

2021-04-25 23:12:24

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春が小走りにやって来ました

桜が一斉に咲き始めたと思ったら、この雨でもう散ってしまいそうです。桜の季節は天候が変わりやすいことが多いので、ゆっくり見ることもできないまま満開を過ぎてしまうことも少なくありません。最近は毎年行くのですが、今回も今津に住んでる高校生時代の同級生のところへ行って、一緒に山菜を採って来ました。友人の話では、今年は桜だけでなく山菜や山野草も早そうです。途中にニリンソウが群生しているところがあったので写真を撮ってたら、その中にイチリンソウも咲いてました。めっちゃラッキー!!
さらに、近くにオドリコソウもありました。 
 

 
桜の満開が早いのも、やはり地球の温暖化のせいでなんでしょうね。世界中がコロナで騒いでいますが、地球環境のことをもっともっと真剣に考えないと、本当に大変なことになります。子どもたちに、これからも自然が楽しめる環境を残してあげたいと強く思います。

2021-04-04 18:33:12

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春近し

早いもので、3月も1週間が過ぎました。ツクシも頭を出して、春も近しといった感じです。
新型コロナウイルスの流行は1月初めをピークに感染者数の減少を認めていますが、このところまたクラスターが出てなかなか収束しませんね。最近は変異種のことがよく報道されていますが、もともとこのウイルスは変異しやすいことはわかっていましたし、変異を繰り返しながらいずれは普通の風邪になっていくのだろうと考えられています。ワクチンの接種も開始されましたが、ワクチンを接種したからといってすぐに元どおりの生活に戻れるというわけではなさそうです。

また、「流行を抑え込む」とかいう言葉が時々使われていますが、当初からこのウイルスを封じ込めることは困難で、数年くらい流行を繰り返すだろうと言われていました。そのため、絶対に感染者を出さないということに力を入れすぎるとマイナス面が増えますし、誹謗中傷はおさまらず、社会の分断を招きます。目指すのはウイルスの封じ込めではなく共存であり、医療供給体制に余裕ができて、コロナに限らず悪くなったらすぐに適切な治療を受けられる状態を維持しながら、病原性が低下してウイルスの脅威から解放されるのを待つしかないんじゃないかと思います。

現在は「新しい生活様式」ということで、人と人の自然な触れ合いや会話なども制限されていますが、こういう生活がいつまでも続くとは私は思いません。特に子どもたちは相手の表情をみていろんなことを感じとり、触れることで安心できることを確認します。すべてがコロナ以前の状態に戻るというわけにはいきませんが、こうした人間としての本来の生活は遠からず戻ると思いますし、少しでも早く戻って欲しいと願います。


上段はセツブンソウ(2/23撮影、米原市大久保)、ツクシは2/28撮影

2021-03-06 16:34:00

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ちょっぴり春の便り

一年中で一番寒い時ですが、昨日、今日と小春日和の穏やかな日が続き、車の中はポカポカでした。先月末から、希望ヶ丘の梅園には早咲きの梅の花が咲いています。世の中が新型コロナウイルスにかき回されていても、季節は変わらず動いてますね。一昨年に見に行った米原市のセツブンソウもそろそろ咲き始めている頃でしょうか。それと、今はイチゴが美味しい季節で、舌を楽しませてくれますね。 


それにしても、今シーズンはインフルエンザの患者さんがまったく来られません。いいことですが、いつか反動というか巻き返しが来ないか、ちょっと怖い気がします。今から受験、そして卒業式のシーズンになりますが、このままインフルエンザも流行らず、コロナもしばらく落ち着いてくれることを願いたいですね。

2021-02-07 23:20:24

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マスク社会に思う

暑かった夏が終わったら急に涼しくなって、紅葉が美しい季節がやってきました。今月の1日に綿向山に登りましたが、すでに見頃になっていました。スマホの写真では十分に伝えられませんが、なかなかの感動でした。紅葉は何と言っても赤色が目立ちますが、黄色や緑色など複数の色が組み合わさることで調和の美というか、全体として美しさを増しますね。


 
さて、新型コロナウイルスの流行は春にはいったん収束しましたが、6月末からの再流行は8月前半をピークとして漸減していたものの、最近また少し増加の状態が続いています。私はGoToキャンペーンもあって人の動きが一定以上増えていることが一番大きいのではないかと思いますが、検査数の増加やウイルス自体の変異なども影響しているんでしょうね。幸いなことは、死亡者数が春の流行に比べてそれほど増えてないことです。いくら重症化しにくい若年者の感染が多いとは言え、春よりもずっと陽性者が多い割には死亡者数が増えてないことは事実で、これは現在再び感染者数が増えている欧米でも同様です。もともと封じ込めることは不可能なウイルスですから、医療が崩壊しないようにうまく共存していくしかないと思います。
 
先日、街中を歩いた時、ほとんどの人がマスクをして歩いているのを見てとても違和感を感じました。一時は、ホームや電車の中でほとんどの人がスマホを触っているのを見て気持ち悪さを感じたことを覚えていますが、今では慣れてしまいました。今度はマスクにも慣れる?いやいや、そんなことはないでしょう。WHOも今年の6月にマスクを推奨する方針に方向転換しましたが、それはいつでもどこでもマスクをしましょうと言っているわけではありません。あくまでも新型コロナウイルスの流行地域において、例えば公共の交通機関やお店、そのほか密が避けられない環境では推奨するということです。マスクは感染している人が飛沫を飛ばして人にうつさないためのものであり、自分を守ってくれるものではないこと、そして手洗いや他人との距離を保つことなどの一般的な感染予防対策の一環であると述べています。
(WHO、マスク着用の指針を変更 https://japan-who.or.jp/news-releases/2006-12/)
 
また、マスクの効果は鼻と口をしっかり覆う、顔の隙間なく着用する、マスクを手で触らないなど、正しく使用することが大前提です。その意味で5歳以下のお子さんのマスクはほとんど意味がないか、むしろ感染リスクを上げる可能性もあります。
(WHO、こどものマスク着用について https://japan-who.or.jp/news-releases/2008-10/)
さらに、喘息などにより呼吸障害がみられる場合(呼吸が速い、粗い、肩呼吸など)はマスクをすることにより酸素濃度が低い空気を吸うことになるので、呼吸状態をさらに悪化させる危険もあります。運動中のマスク着用も心肺に負担をかけるので危険です。今流行りの「鬼滅の刃」の主人公の炭治郎が空気の薄い山中でいきなり全力でトレーニングをする場面がありますが、マスクをして運動するのもこれと似ています。“鬼殺隊”に入ろうとしているのでなければ、やめてくださいね。

2020-11-08 19:46:36

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新型コロナウイルスに変化

いったん収まっていた新型コロナウイルスの感染が、6月下旬から再び増加してきていますね。東京の1日の感染者数は7月9日にすでに第1波の時のピークを超えていますし、全国的にも増えつつあります。報道では連日、お決まりのように感染者数の増加が伝えられ、さらなる感染予防対策の重要性が叫ばれています。しかし、今回の感染者の増加をよく見てみると、第1波の時とは異なる点があります。一つは感染者数がどんどん増加しているのに大部分は無症状か軽症で、死亡者数の増加はごくわずかだということです。今回は若い世代の感染が多いとは言え、明らかに重症化する人の数が少ないことがわかります。それと、PCR検査件数の増加もかなり影響しています。以前は退院の基準に2回のPCR検査陰性という条件がありましたが、これがなくなったことも合わせると、検査を受けられる人数はかなり増えています。

つまり、現在の感染者数の増加は「陽性者数」の増加であって、無症状の人をたくさん拾い出しているということになります。感染者数が再び増加したにもかかわらず死亡者数がそれに伴って増加していない現象は、緩い感染対策しかおこなっていないスウェーデンでも見られています。死亡者数が少ない、つまり重症化する率が低いということは、第1波を起こしたウイルスに代わり、現在は弱毒化したウイルスが流行の原因であると考えられます。そうなると、第1波の時と同じ対応をするのではなく、方向転換する必要があるということになりますね。そもそも第1波においても多くの対策の効果は疑問視する意見も少なくなく、自然に収束したという見方もあります。今回また緊急事態宣言の発令などは決してすべきではないと思いますし、指定感染症という扱いについてもそろそろ変更を検討すべきじゃないかと思います。すなわち、指定感染症から段階的に外してインフルエンザに近い扱いとし、一部の重症化した患者さんは感染対策が整備された病院(そこへは十分な医療物資の供給やスタッフへの支援をおこなう)で治療するようにすれば、一般病院でのコロナ以外の診療の妨げもかなり軽減されます。
また、指定感染症になっているために、感染者が出るとまるで犯人探しのような騒ぎになり、多くの人はコロナに感染するよりも周囲から受ける冷たい視線や風評被害の方が怖いと思っているのではないでしょうか。2009年に流行した新型インフルエンザの時も流行の初期に感染した生徒の在籍する学校へ嫌がらせが相次ぎましたが、今回もやはり同じようなことが起こっています。新型コロナウイルス感染症はいつ誰がかかってもおかしくない病気であり、かかった人が悪いのではなく、かかって当たり前なんです!そして、そのことをもっと政府は言うべきだと思います。

それとPCR検査ですが、無症状の人にどんどん検査をすべきだという意見が少なからずあり、実際にすでにおこなわれているところもありますが、これは間違いだと思います。PCR検査の感度は検査するタイミングや技術に左右され、感染者のうち陽性と判定されるのはせいぜい70%とされています。ということは、コロナにかかっていても少なくとも3割の人は陰性と判定されることになります。しかもこれは症状のある患者に対して行なった場合のことで、無症状で感染率の低い人たちにPCR検査を積極的におこなえばどうなるか?それは少数の感染者の発見のために防護具などの貴重な物資とともに膨大な保険料と税金が費やされ、本当は感染しているのに陰性と判定された人が安心して人に感染させるかもしれません。逆に、本当は感染していないのに陽性と判定されて隔離させられる人(偽陽性)も出てきます。検査は新型コロナウイルス感染症が疑われる患者さんやクラスター感染を起こした施設等に集中的におこなうべきで、無症状の人に一律におこなうべきものではないと思います。

日本で新型コロナウイルス感染症が本格的に流行し始めて4ヶ月が経過しましたが、状況は変わりつつあります。ウイルスは増え続けるために弱毒化して感染力を高めようとしますが、すでにその段階に入ってきたようです。とは言ってもまだふつうの風邪になったというわけではなく、時には重症化する可能性があるので注意は必要です。単に感染者数(陽性者数)だけで一喜一憂するのではなく、変化する状況を的確に判断し、適切な対応へと軌道修正していって欲しいと思います。

2020-07-26 19:17:55

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正しく怖れて、適切に行動を!

今日は小児の救急当番でしたが、すごく少なかったです。学校も休みだし、家にいるからあんまり風邪も引かないでしょうね。それと、風邪を引いても必ずしも病院に行かなくても大丈夫だってことを実感した方も少なくないんじゃないでしょうか。鼻水は家で吸ってあげたらいいし、咳は薬を飲んでも飲まなくても多くは自然に治ります。ただ、時にはなかなか改善しなかったり、悪化するお子さんもありますので、その時は受診が必要です。風邪薬ってお子さんには効かないだけじゃなく飲まさない方がいいですし、抗生物質も風邪の大部分を占めるウイルス感染症には無効で、細菌感染の予防としての投与は正常な免疫がある状態ではすべきではありません。中耳炎も大部分は抗生物質を使わなくても治りますから、お子さんの感染症で抗生物質が必要な場合は限られます。ただし、本当に必要な時にはしっかり使う必要がありますから、医師に確認せずに途中でやめたりしないでくださいね。
 
不要な受診をしないことはいいことですが、必要な受診は控えるべきではありません。当院もいざという時のためにオンライン診療に対応できる準備はしていますが、今はその必要はなさそうです。また、感染を心配して予防接種を受けるのを遅らせるケースが問題になっているそうです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200429/k10012410471000.html
新型コロナウイルスみたいにワクチンが無い病気は予防が難しいですが、ワクチンがある病気はそれによって予防できるので、受けられる年齢になれば遅らせずに受けてください。
 
また、そろそろ暑い日が増えてきますが、このところ外で遊んでないお子さんも多いと思います。現在、ほとんど感染は収束していますし、そもそも公園などで子どもが遊ぶことを制限する必要はないと私は思います。運動不足やストレス解消だけでなく、熱中症予防という意味で気温の上昇に身体を慣れさせるためにも、適度の外遊びや運動をさせてあげるといいと思います。
 
テレビをつけると毎日、新型コロナウイルス感染症についての番組をやってて、専門家やどうしてこの人が?という人まで、いろんなことを言ってますね。しかし、専門家と称する人でも言うことが違ってることが少なくありませんし、マスコミ報道はやたらと不安を煽るような内容が多いですね。確かにコロナの患者さんを受け入れる医療現場の大変さは切実ですし、医療崩壊を来さないための体制は不可欠です。一方で、経済の打撃による影響も深刻化してきており、いわゆる「出口戦略」が模索されてきています。
 
日本で感染流行のコントロールがうまくできてきているのは必ずしも対応が的確であったからではなく、たまたま運がよかった可能性も高そうです。というのは、1月初旬に武漢から入ってきたウイルスとダイアモンド・プリンセス号で検出されたウイルスは特にこれという対応をしていないのにも関わらず収束していますし、3月中旬以降の流行においては、例えば東京では一時ルートが追えない感染者が大半を占めたにも関わらず収束してきています。専門家会議や政府の説明ではこのことについてあまり触れられていませんが、ここを詳細に分析している人たちもいます。
https://abofan.blog.ss-blog.jp/2020-05-05
これからはこれまでの対応の効果について検証し、根拠に乏しい制限については解除していく必要があると思います。
 
今後もまだ断続的に感染流行が起こると思われ、基本的な感染対策は継続すべきですが、大事なことは正しく怖れ、適切に行動することです。情報が氾濫している今日、何が正しい情報なのかを見極めるのはなかなか難しいですね。これからも、重要な情報については少しずつでも発信していきたいと思います。
 

2020-05-17 19:37:15

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新型コロナウイルスについて〜その2

前回のブログから2ヶ月経ちました。その後、日本でも新型コロナウイルスの感染が拡大していますが、幸いなことに欧米のようなひどい状況には至らずに済んでいます。4月27日に国立感染症センターから公表された情報によると、1月初旬に武漢から入ってきたウイルスおよびクルーズ船(ダイアモンド・プリンセス号)で検出されたウイルスは封じこみに成功したが、現在の流行は3月中旬に欧米から流入した(第2波)ウイルスによるものとのことです。そして、全体としては新たな感染者数は減少傾向にあり、特に発症日でみてみるとその傾向は明らかです(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000627254.pdf#search=%27)。しかしながら、仮にこのままいったん収束したとしても、おそらく第3波、第4波がやってくると考えられています。したがって、現在行われている社会活動の制限と緩和を繰り返しながら、大きな流行を起こさないようにコントロールすることが重要であるという考えが主流です。

ウイルスは致死率が高くて症状が出る前には感染性が無い場合には確実に患者さんを隔離することによって流行を抑え込むことが可能ですが、無症状の感染者や症状が出る前から感染性がある場合には制圧することは困難です。感染症が大流行する背景には、集団生活あるいは世界のグローバル化という現在の生活スタイルがあります。したがって、流行を阻止するためには現在言われているように、人が密集する場所、換気の悪い場所での人の集まりを避け、飛沫が届かない距離を保つことです。また、帰宅時や不特定多数の人が触るものに触れた後は手をよく洗いましょう。特に、手を洗う前に鼻や目を触らないように気をつけてください。

新型コロナウイルスに感染しても、大部分の人は症状が出ないか軽症で済みます。初期の症状は風邪症状ですが、強い倦怠、息苦しさ、持続する味覚や嗅覚の異常などがみられる場合には帰国者・接触者相談センターに連絡してください。これまでのデータでは20歳未満の感染者は極めて少なく、しかも症状が軽いことがわかっています。したがって、お子さんに風邪症状がみられても、過剰に心配される必要はありません。風邪には薬はほとんど効きませんのでご家庭で様子をみられたらいいですが、熱のわりに呼吸が速いとか、苦しそうな呼吸をしているといった場合には、早急に受診してください。

ウイルスも怖いですが、それより怖いものがあります。それは、感染者あるいは新型コロナウイルスの患者さんの診療に一生懸命頑張っている医療従事者などへの偏見や差別、そしてインフォデミック(根も葉も無い情報やデマが大量に拡散されること)です。また、 「コロナ自警団」あるいは「自粛警察」と称する人たちが感染者が発生した大学に脅迫電話をかけたり、県外ナンバーの車に傷をつけたりするといった、正義感からくる過剰な行動も怖いですね。戦時中の「非国民!」という一言で処罰されたり、連行されたりしたのと似ています。正しい情報の収集と冷静な対応が求められます。日本赤十字社のホームページには「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!〜負のスパイラルを断ち切るために〜」というタイトルの動画や、それと同じ内容が書かれたサイトがありますので、ぜひご覧ください。
http://campaign.jrc.or.jp/kansensho/

2020-05-03 18:44:40

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